1077 即時脱型製品に発生する白華抑制に関する研究(物性一般)
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概要
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即時脱型コンクリートは,流し込みコンクリートに比べて空隙が多く水が移動しやすいため白華が発生しやすい。白華の評価方法に関しては多くの研究がなされているが,即時脱型コンクリートを対象とした評価方法は少なく白華の予測は難しい。本報では建築用ブロックの白華抑制を目的として,独自に考案した水中浸せきによる可溶性成分の溶出試験およびブロック中の水の移動を考慮した透水による白華評価試験を行い,これらの試験により白華発生を評価できた。その結果,配合面ではブロックの充填率を高くすること,材料面では高炉セメント,防水剤等を使用することが有効であった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2008-07-30
著者
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大和 功一郎
(株)宇部三菱セメント研究所
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丸屋 英二
宇部興産(株)
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山地 功二
日本興業(株)開発部
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丸屋 英二
宇部興産(株)建設資材カンパニー監理部
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竹村 剛
宇部三菱セメント(株)東京支店技術担当部
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大和 功一郎
(株)宇部三菱セメント研究所宇部センターコンクリートグループ
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