1260 断面修復材の寸法安定性に関する解析的検討(補修・補強(材料))
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概要
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断面修復材の収縮ひび割れは,収縮量や断面修復材の材料特性,境界条件等の複数の要因が複雑に絡み合って発生するため,その発生メカニズムは定量的に解明されていない。本研究では,断面修復材に生じるひずみ(膨張,収縮)とヤング係数の発現の違いが断面修復材のひび割れ性状に及ぼす影響についてRBSMを用いて解析的に検討した。本研究の範囲内では,最終的な収縮ひずみの絶対値が大きいほうがひび割れ本数が増大し,その幅も大きい傾向にあるが,ヤング係数の発現の仕方によっては,膨張材により収縮補償されている場合においても,ひび割れが発生する可能性もあることを明らかにした。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2005-06-25
著者
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