2045 RC造柱の損傷過程に軸方向力及び断面形状が及ぼす影響(柱)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本研究では、鉄筋コンクリート造柱に関して、損傷を許容した設計法の確立及び中小地震を経験した後の損傷度合の定量化の確立のための基礎的な資料を得るために、軸方向力及び断面形状を変動要因として実験を行い、せん断ひび割れ性状が損傷過程に及ぼす影響に関して検討を行った。その結果、一定軸力下と変動軸力下ではひび割れの開閉率が異なる傾向を示した。高軸力の柱に関して、損傷過程を評価する際には軸方向の圧縮力により予めせん断補強筋が歪む影響を考慮する必要があることを示した。軸方向力及び断面形状が部材のせん断応力とせん断補強筋応力の関係に大きく影響を及ぼすことを示した。
公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
2003-07-01

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク