2213 後注入型ひび割れ誘発目地の開発と工事への適用(施工)
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概要
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設計上コンクリートのせん断伝達力が期待されている橋脚や耐震壁では,温度ひび割れ対策としてひび割れ誘発目地を設置することは適切でない。しかし,この種の構造物の場合,これ以外の対策では十分な効果が得られず,結果的に温度ひび割れが発生する場合がある。そこで,ひび割れ誘発目地を設置した場合でも,コンクリートのせん断力を確保する方法を考案した。具体的には,目地板にあらかじめ接着剤注入用のホースを取り付けておき,ひび割れ誘発後にエポキシ樹脂によりひび割れ面を確実に接着するものである。本報では,この工法を断面寸法25m×6mの橋脚に適用した例について報告する。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2001-06-08
著者
-
筒井 光夫
東急建設(株)東北支店土木部
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伊藤 誠
東急建設(株)土木総本部 土木技術部地盤・基礎グループ
-
石川 雅美
東急建設(株)土木設計部
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伊藤 誠
東急建設(株)土木エンジニアリング部
-
石川 雅美
東北学院大学工学部環境建設工学科
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