入院中のハイリスク妊婦に対する看護者のケアリング行動の実践状況
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概要
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研究目的はハイリスク妊婦に対する看護者のケアリング行動の実践状況を明らかにすることである。A県内6施設のハイリスク妊婦の入院を受け入れている病棟の看護師または助産師128名を対象とし,ハイリスク妊婦に対するケアリング行動の実践状況についてCBA(Caring Behaviors Assessment Tool)日本語版(CBA-J)63項目,自由記述1項目,属性を質問紙により調査した。CBA-J最高得点は「私が恥ずかしくないように配慮してくれる」,最低得点は「私になんと呼んでほしいか聞いてくれる」であった。重み付けのない最小二乗法(バリマックス回転)にて因子分析を行い,「対象を受容し,個別性や思いを尊重したかかわり」「対象の状況や必要に応じた適切な対応」「対象や家族とコミュニケーションを図り,必要としている情報を提供する」の3因子を抽出した。すべての因子で臨床経験年数1〜5年と6年以上の属性比較で有意差を認めた(Mann-Whitney検定, P<0.05)。「CBA-J以外のよく実践しているケアリング行動」は,【胎児への配慮】【出産までの継続した精神的支援】などの4カテゴリーを抽出した。
著者
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