助産師の仕事意欲と仕事ストレッサーの関連 : 産科単科病棟と混合病棟での比較
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概要
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目的:本研究の目的は,病院に勤務する助産師の仕事意欲と仕事ストレッサーの関連を助産師業務の専従度,すなわち産科単科病棟と産科と他科の混合病棟で比較検討し明らかにすることである。方法:産科単科病棟に勤務する助産師79名,産科と他科の混合病棟に勤務する助産師148名を対象として仕事意欲と仕事ストレッサーに関する自記式質問紙調査を行った。結果および結論:単科病棟に勤務する助産師は混合病棟に勤務する助産師に比べて仕事意欲は有意に低かったが,仕事ストレッサーに有意な違いはなかった。単科病棟において仕事意欲と仕事ストレッサーとの間には,負の関係が認められ,とくに[職場の人的環境][仕事の質的負担]および[仕事の量的負担]で相関が高かった。その結果から,単科病棟で働く助産師の仕事意欲を高めるためにはこれらに関する仕事ストレッサーの軽減に努めることが必要であることが示唆された。
著者
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