ゼロ・エネルギー化を目指す建物の実運用段階における空調システムの運用方法最適化に関する研究 : 第1報-空調システムの概要と実測による熱源設備の性能評価

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概要

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建物に様々な省エネルギー技術を導入しているが、設計段階に期待された性能を発揮するため運用段階の実績の把握・性能評価によるフィードバックが必要である。また、設計時に想定された運用条件が必ずしも適切でなく、運用方法の工夫によってさらなる高効率な運転が実現できる可能性もある。本研究では運用段階の空調システムに対する性能評価及び高効率な性能で運転するための運用方法の最適化を目的として実在の建物を対象に研究を行う。本報告では、実測により空調システムの運転性能を把握した。ヒートポンプが生成する冷水の温度を4.5℃から8.7℃に変化させることにより蓄熱システムCOPは13%上昇し、冷房能力も充分であることを明らかにした。
2013-07-05

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