ユーザおよびアクセスポイントの移動を考慮した移動協力型アクセスポイント選択方式(インターネットやイントラネットの信頼性,品質,計測,監視,セキュリティ,トラヒック理論及び一般)
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概要
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近年の IEEE802.11 規格に基づく無線 LAN 急速な普及により,駅や空港といった公共施設における公衆無線 LAN サービスエリア数が増加している.また,近年ではスマートフォンのテザリングやモバイル Wi-Fi ルータの様な,個人向けかつ持ち運び可能な無線LANアクセスポイント (AP) が安価に入手でき,普及してきている.そのため, 1 つのエリアにおいて多数存在している AP の中から,ユーザがデバイスを接続する AP を選択する必要がある.そこで,ユーザのみが協力行動 (移動) を行う最適AP選択法が提案されている.しかし現在ではユーザのみでなく AP も移動可能となる環境が整えられつつあり,AP の移動によって飛躍的にスループットが向上する可能性がある.しかし従来研究ではこの可能性については十分検討されていなかった.そこで本稿では,まずユーザに加えてモバイル AP が移動協力を行う AP 選択法を提案する.次に,シミュレーション評価によりAP の移動によって従来方式に比べてスループットが大幅に向上することを示す.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2012-12-06
著者
-
小畑 博靖
広島市立大学大学院情報科学研究科
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高野 知佐
広島市立大学大学院情報科学研究科
-
石田 賢治
広島大学
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村瀬 勉
Necネットワーキング研究所
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高野 知佐
広島市立大学
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石田 賢治
広島市立大学
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小畑 博靖
広島市立大学
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濱本 亮
広島市立大学情報科学部情報工学科
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村瀬 勉
NEC クラウドシステム研究所
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