調理実習室の洗浄用スポンジの衛生管理
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概要
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予備試験的に本学調理実習室の食器類,まな板,包丁,水道の蛇口及び洗浄用スポンジ等について,一般細菌数,大腸菌群細菌数をスワッブ法(ふき取り式)で調べたところ,洗浄用スポンジに多くの(3.5〜7.6×10^5ケ)大腸菌群細菌が認められた。定量的に調べた結果,いずれの調理実習室のスポンジも1個当たり約1千万ケから1億ケの大腸菌群細菌の存在が明らかになった。殺菌剤として次亜塩素酸ナトリウムと塩化ベンザルコニウムを用い,約1億ケの大腸菌を完全に殺菌する条件を確立した。すなわち,約1億ケの大腸菌を含ませた洗浄用スポンジを2.5ppmの次亜塩素酸ナトリウム溶液又は50ppmの塩化ベンザルコニウム溶液各200ml中でもみ洗いして5分間作用させると完全に殺菌できることが分かった。
- 尚絅大学の論文
- 2010-03-31
尚絅大学 | 論文
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