自家末梢血幹細胞採取前因子と採取CD34陽性細胞との関連について
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概要
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自家末梢血幹細胞移植後に,速やかな生着を得るために必要なCD34陽性細胞数は2.0×10^6/kg以上とされている.十分量の幹細胞を得るため,幹細胞採取効率の向上を図ることは重要である.そこで,2000年10月から2012年5月までにびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫47名に施行したAuto Peripheral Blood Stem Cell Harvest:Auto-PBSCH 63回を対象として,採取前因子(年齢,前治療歴,採取当日の白血球数,単核球数,骨髄芽球数,前骨髄球数)とCD34陽性採取細胞数の関連について後方視的に検討した.強い相関関係を認めた採取前因子は,前骨髄球数(R=0.500),骨髄芽球数(R=0.716)であった.また,採取当日の末梢血中に骨髄芽球を認めた40回中39回(98%)で採取が可能であった.採取当日の末梢血分画で骨髄芽球や前骨髄球の出現を確認することは,十分量の造血幹細胞を採取する至適な時期を見極める簡便な指標になりうると考えられた.
- 日本アフェレシス学会の論文
- 2013-10-31
著者
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酒井 リカ
横浜市立大学附属市民総合医療センター 血液内科
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本村 茂樹
神奈川県立がんセンター 化学療法科
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高崎 啓孝
横浜市立大学大学院医学研究科 病態免疫制御内科学
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高崎 啓孝
神奈川県立がんセンター化学療法科
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酒井 リカ
神奈川県立がんセンター 腫瘍内科
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高崎 啓孝
神奈川県立がんセンター 腫瘍内科
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酒井 リカ
神奈川県立がんセンター腫瘍内科
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川口 一夫
神奈川県立がんセンター医療技術部
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小林 徹
神奈川県立がんセンター医療技術部
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本村 茂樹
神奈川県立がんセンター腫瘍内科
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高崎 啓孝
神奈川県立がんセンター腫瘍内科
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