神経難病センター10周年の活動報告
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概要
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国際医療福祉大学病院に神経難病センターが設置されて10周年を迎えたので,その活動について報告する.当センターは神経難病に特化した診療機能を有し,神経難病の初期診断から外来治療,在宅療養と定期的レスパイト入院,長期入院から終末期医療まで,一貫した専門的医療を提供している.また,医師,看護師,リハビリテーション,医療ソーシャルワーカーなどの病院スタッフ,ケアマネージャーや訪問看護師など在宅療養を支援するスタッフをすべてグループ内で確保し,緊密な連携のもとに強力なチーム医療を推進している.神経内科入院患者の2/3を神経難病患者が占め,筋萎縮性側索硬化症,多系統萎縮症,パーキンソン病など,医療依存度が高い進行期の神経変性疾患の患者の在宅療養+定期的レスパイト入院を中心としている.今後も当センターのユニークな利点を生かして,患者・家族を支えるよりよい神経難病医療を提供し,さらなる情報発信を続けていきたいと考えている.
- 2014-01-31
著者
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橋本 律夫
国際医療福祉大学病院神経内科
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小川 朋子
国際医療福祉大学 神経内科
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加藤 宏之
国際医療福祉大学病院 神経内科
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田川 朝子
国際医療福祉大学病院神経内科
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小川 朋子
国際医療福祉大学病院 神経内科
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田川 朝子
国際医療福祉大学病院 神経内科
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橋本 律夫
国際医療福祉大学病院 神経内科
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