エッジ情報の方向差分情報を用いた自然物領域と人工物領域の自動判別に関する一検討

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
ディジタル画像が,自然物画像と人工物画像のどちらであるかを自動判別する手法として,エッジ情報を利用した手法がある.この手法ではまず,画像からエッジを検出し,エッジ間の関連付けを行うことで物体の境界線(ライン)を検出する.次にライン長をもとにした特徴量を算出し,画像の分類を行う.しかし,この手法は画像毎の分類を前提としているため,自然物と人工物が混在する画像の分類には適さない.そこで本研究では,画像のブロック分割を行い,ブロックごとにライン特徴量を算出する.また,人工物はラインが直線となることが多い点に着目し,エッジ接続方向の方向差分のエントロピーも特徴量として使用する.本稿では,これら二つの特徴量をもとに着目ブロックが自然物領域と人工物領域のどちらであるかを自動判別する手法について検討を行ったので報告する.
一般社団法人映像情報メディア学会の論文
2013-07-25

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク