シャービック符号を利用したディザ化画像のスケーラブル伝送について(エレクトログラフィー特別研究会)(<特集>紙面とディスプレイ画面に関わる先端技術動向)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
多階調画像に対する減色処理の手法の一つにディザ法がある.しかし, ディザ化処理された画像に対して, 伝送途中段階において画像全体の概要を表示するスケーラブル伝送を行うことは一般に困難とされている.また, ディザ法の中でも平均誤差最小法は階調表現が優れた方式として知られているが, 圧縮との親和性が低いという問題がある.そこで本研究ではエントロピー符号化法の一つであるシャービック符号のコンセプトを, 平均誤差最小法によりディザ化された画像の符号化に適用し, 画像をブロック内の輝度情報と画素の配置パターンに分割して伝送することにより, スケーラブル伝送を可能とする符号化方式を提案する.ブロック内の輝度情報から低解像度画像を生成する実験を行い, 本提案方式のスケーラブル伝送が有効であることを示す.
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-02-17

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク