延宝版『うつほ物語』の「絵」について(三)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
江戸時代初期に制作された『うつほ物語』の絵入り本には、巻一「俊蔭」だけの奈良絵本10本と万治版、全二十巻の延宝版がある。これらについて、絵が本文の内容に合った箇所に挿入されているかどうか調べたところ、その多くは、絵の構図と本文への挿入箇所が合わないことがわかった。しかし、延宝版については、絵の構図と絵の挿入箇所と本文との関係が100%適切であると判断された。延宝版は絵入り本という点では資料的価値が高いと言える。
- 尚絅大学の論文
- 2009-03-31
尚絅大学 | 論文
- 雨月物語「浅茅が宿」の一視点
- 素龍清書本奥の細道「旅なる哉」考
- 情報教育における聴覚障害者支援取り組み
- 平成18年度後期尚絅大学・短期大学部学生による授業評価の分析と今後の課題
- 動詞の限界性を判定するテストセット