東日本大震災と岩手県沿岸の民俗芸能 : 地域を支えるチカラ
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概要
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東日本大震災によって岩手県沿岸部の民俗芸能も大きな被害を受けた。同時に被災後の地域社会において、芸能はさかんに行われ、祭りの復活が「復興」のシンボルになった。また外部からの支援や当事者間の新たなつながりが生まれ、地域社会や当事者の意識に少なからぬ変化をもたらしている。本シンポジウムでは、震災後何が起き、どのような過程を経て芸能が再び行われるようになったのか、また外部との関係によってどのような変化がもたらされたのか、民俗芸能の当事者が講演した。その中で、震災後の民俗芸能は人々の精神的な支えとなり、人々が集まる場を提供する役割を担ってきたこと、居住地や職場の確保など、現在の民俗芸能継承の課題は震災復興そのものの課題であることなどが明らかになった。
- 2013-11-00
著者
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