客観的評価値を用いたデータを埋め込んだ音響信号品質の推定の基礎検討(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)
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概要
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音響信号にデータを埋め込んだ場合の主観音質を客観音質尺度を用いて推定するフィージビリティを検討した.3種類の音響信号用電子透かしを埋め込んだ信号を用意し,その音質をMUSHRA法で主観評価した.この時埋め込み強度やデータ量を変化させ,音質がある程度異なるようにした.次にPEAQとその後継とみなされているPEMO-Q,また広帯域音声評価用のPOLQAを用いて客観音質値を算出し,主観値との相関を分析し,これらの客観尺度が主観音質値の推定に用いることができるか検討した.その結果,PEAQは相関が0.8程度だが,POLQAは0.82,PEMO-Qは0.9の値を示し,特にPEMO-Qが主観音質の推定に用いることが期待できることが分かった.
- 2012-11-09
著者
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近藤 和弘
山形大学大学院理工学研究科
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近藤 和弘
(株)日立製作所中央研究所
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近藤 和弘
Texas Instruments Tsukuba Research And Development Center Ltd.
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