催眠剤、鎮静剤、麻酔剤使用後の小児について転倒・転落に注意を要する時間の指標 : デルファイ法を用いた看護師の判断基準の調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
看護師が判断する小児の催眠剤、鎮静剤、麻酔剤使用後の転倒・転落に注意が必要な時間の指標を明らかにすることを目的として調査を行った。小児看護経験が5年以上の看護師(平均8.3年)を対象に2回のデルファイ法を実施した。第1回調査では23施設の121名に、催眠剤、鎮静剤、麻酔剤を調査票に示して「薬剤投与後は経験的に何時間後まで転倒・転落の危険があると判断するか」を質問し、第2回調査では65名に第1回と同様の質問に対して「1時間」〜「24時間」の中から回答者が選択した。回答を短い時間から順に並べて積算した時に、回答数の80%以上となる時間を転倒・転落に注意が必要な時間の指標とし、トリクロホスナトリウムシロップは3時間、抱水クロラール坐剤3時間、ミダゾラム6時間、チアミラールナトリウム3時間、チオペンタールナトリウム4時間、全身麻酔手術の帰室後6時間であった。
- 2013-07-20
著者
関連論文
- 小児看護を実践する看護師の属性と個人特性が職務ストレス認知に与える影響 : 小児病棟と成人との混合病棟での分析と比較
- 思春期・青年期にあるダウン症をもつ人の自立に関する親の認識の構造
- 小児看護を実践する看護師の属性,個人特性,職務ストレスが離職願望に与える影響--小児病棟と成人との混合病棟での分析と比較
- 入院生活における幼児後期の子どもの遊び体験に対する親の認識
- 小児の入院と母親の付き添いが同胞に及ぼす影響 : 同胞の情緒と行動の問題の程度と属性・背景因子との関連性
- 患者のレジリエンスを引き出す看護者の支援とその支援に関与する要因分析
- 小児の入院と母親の付き添いが同胞に及ぼす影響--同胞の否定的変化と肯定的変化との関係
- 小児科外来における看護師および母親の子どもに対する援助に影響する要因
- 先天性心疾患をもちキャリーオーバーする高校生の病気認知
- 在宅中心静脈栄養(HPN)を施行中の学童期の子どもと親のレジリエンス
- 看護師の職務キャリア尺度の作成と信頼性および妥当性の検討
- 小児の看護師ストレッサー尺度の作成とその信頼性・妥当性の検討
- 新人看護師の職務ストレス対処行動尺度の作成とストレス反応を規定する要因の縦断的分析
- 先天性心疾患をもつ思春期の子どもの病気認知
- 入院中の病児家族コーピングに関する研究--疾患および入院期間による差異
- 成人との混合病棟で小児看護を実践する看護師の職務ストレス--小児患者割合別での比較
- 夜勤形態による小児看護を実践する看護師の職務ストレス認知の違い--病棟形態ごとの比較
- 先天性心疾患をもつ思春期にある人のレジリエンスの特徴
- 先天性心疾患をもつ思春期の子どもの母親の思いと配慮
- 入院中の小児がんの子どもをもつ母親のコーピングと状況要因および心理的ストレス反応との関連
- 施設内教育担当者の視点からみた中堅期の看護師のコンピテンシー
- 慢性疾患で入院中の思春期の子どもが認識する問題について
- 小児との混合病棟に入院する成人患者の転倒・転落と入院環境との関連
- 慢性疾患の思春期の子どもが入院中に認識した問題を解決するための支援者とその支援
- 幼児後期の子どもを持つ父母におけるしつけへの実際の関わり
- 入院中の学童のケアに関する母親の認識と自立の考え
- 入院する小児のベッド選択基準の現状および転倒・転落率との関連 : 総合病院252施設における調査
- 小児看護を実践する看護師の属性, 個人特性, 職務ストレスが離職願望に与える影響 : 小児病棟と成人との混合病棟での分析と比較
- 入院している小児のサークルベッドからの転落に関する危険因子 : デルファイ法による調査
- 全国の総合病院における小児の入院環境の実態調査
- 催眠剤、鎮静剤、麻酔剤使用後の小児について転倒・転落に注意を要する時間の指標 : デルファイ法を用いた看護師の判断基準の調査
- 入院する小児のベッド選択基準の現状および転倒・転落率との関連 : 総合病院252施設における調査