疑似スピーキング練習の第二言語自発発話における影響(学習,人間の言語処理と学習)
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概要
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第二言語習得の分野では、繰り返し、シャドーインクなどの機械的なパターン練習は時代遅れの感がある.しかし、英語を話すことに不安を感じる初級学習者が多い外国語教育の現場においては、スピーキング活動の足場作りの機能を果たすことが考えられ、またこのような訓練は、作業記憶での処理効率を高め、スピーキング力向上に貢献する可能性がある.そこで本研究では、理系大学生にシャドーインク、elicited imitation等機械的練習(疑似スピーキング練習)を実施し、その自発発話における影響を、複雑さ、正確さ、流暢さの面で調査した.25分程度の訓練を週に一度11回行った結果、発話の流暢さ、複雑さの面で、実験群、対象群で有意な交互作用が見られ、このような訓練が、スピーキング力向上に効果があることが示唆された.
- 2012-07-14
著者
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