空から見た放射線分布と今後の展望(話題提供,テーマ「東日本大震災後の応用地質学-新たな課題としての廃棄物処理と放射能汚染-」)
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概要
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日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構という)は、東日本大震災により発生した東京電力(株)福島第一原子力発電所事故(以下、発電所事故)により、環境中に拡散した放射性物質の影響範囲を調査するため、航空機(有人ヘリコプター)や無人ヘリコプター(以下、無人ヘリという)を用いて放射線の分布を"面"で測定する遠隔放射線モニタリングの技術を開発整備し、これまで様々なフィールドに適用してきた。上空からの遠隔放射線モニタリングは、山林や田畑などの人が容易に入れない場所の測定が可能であること、広い範囲の空間線量率や地表面に沈着した放射性セシウムの分布を視覚的に把握できることから極めて有用な技術である。ここでは、航空機や無人ヘリを用いた放射線モニタリングの技術開発について紹介する。
- 2013-06-21
著者
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眞田 幸尚
独立行政法人 日本原子力研究開発機構東海研究開発センター核燃料サイクル工学研究所放射線管理部
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眞田 幸尚
(独)日本原子力研究開発機構東海研究開発センター核燃料サイクル工学研究所放射線管理部
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真田 幸尚
東京農工大学農学部環境資源科学科
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眞田 幸尚
独立行政法人日本原子力研究開発機構福島技術本部
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鳥居 建男
独立行政法人日本原子力研究開発機構福島技術本部
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