急性期肩関節周囲炎の肩の疼痛に対するパルス超音波療法の非温熱効果の検討 : 超音波検査を用いて
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概要
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【目的】急性期肩関節周囲炎患者の肩関節痛に対する消炎・鎮痛に関わるパルス超音波療法の非温熱効果を検証することである。【方法】肩関節周囲炎と診断された者のうち急性期の者12名を対象とし,コンロトール(C)群6名と超音波照射(US)群6名の2群に無作為に割つけて実施した。パルス超音波療法は,周波数1MHz,出力0.5W/cm^2,照射時間率20%,照射時間10分間の照射条件で3回/週,2週間実施した。効果判定は,C群,US群とも治療前後に,超音波検査,疼痛(VAS),関節可動域,主観的健康感(SF-36)などの評価を行い,有効性を検証した。【結果】US群はC群に比べ超音波検査での棘上筋腱厚,夜間時痛,関節可動域(屈曲,外旋)で有意差が認められた。【結論】肩関節周囲炎の急性期患者に対して,本研究での照射条件のパルス超音波療法による非温熱効果は,有効であることが示唆された。
- 2013-06-20
著者
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大矢 暢久
太田整形外科リハビリテーション科
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太田 裕敏
太田整形外科
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太田 祐敏
太田整形外科
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川村 博文
甲南女子大学 看護リハビリテーション学部 理学療法学科
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富田 知也
太田整形外科 リハビリテーション科
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