マネジメントにおける実践的知恵養成のためのケースメソッド(<特集>プロジェクトマネジメント教育)
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概要
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プロジェクトマネージャは,不確実性の高い状況下において適切な意思決定を行うことが求められるが,成功の反復および過去と同様の失敗防止のために過去の事例から学ぶことは重要である.過去の経験から学ぶ仕組みの実現には,組織にとって有益な知識を蓄積するとともに蓄積した知識を使いこなせる能力を育成することが重要である.知識を使いこなすために,事例教育は有益であると考えられるが,過去事例から得られる知見を理解させるだけではなく,知識を使うタイミングを見出すための状況認識力および知識を自身の文脈に置き換えて利用するための実践力を養成する必要がある.状況認識力および実践力の獲得のために,プロジェクトを疑似体験するための事例教育における教材開発およびディスカッションを通じて学ぶための教育方法を含むケースメソッドを開発した.本稿では開発したケースメソッドを紹介する.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2013-04-15
著者
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内田 吉宣
(株)日立製作所
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坂上 慶子
株式会社日立インフォメーションアカデミー
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坂上 慶子
(株)日立インフォメーションアカデミー
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酒井 俊永
(株)日立インフォメーションアカデミー
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鴈丸 明仁
(株)日立製作所
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