管理栄養士を志す大学生の精神障害者に対する社会的態度の変容 : 専門知識を活かしたボランティア活動の効果
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概要
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管理栄養士を志す大学生20名を対象に、精神障害者に対する社会的態度の変化を測定し、精神障害者理解を促す要因を抽出することを目的としてアンケート調査を実施した。方法は、精神障害者の就労支援としてキッチン業務(調理や盛り付け、配膳、食器洗浄など)を行っている施設で2日間のボランティア実習を行った。実習に先立ち質問紙(preアンケート)への回答を、さらに2日間の実習終了後に再度同じ質問紙(post アンケート)への回答を依頼し、得られた回答を数値化したうえで統計解析を行った。結果、精神障害者に対するイメージのなかで、生活面や人間関係の構築に関するいくつかの項目で有意な肯定的変化がみられた。精神障害に対するスティグマや偏見を低減するためには2日間の実習でも有効であることが示唆された。
- 2013-03-31
著者
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