地域活動に対する女性の参加意欲とセルフ・エフィカシーとの関連性
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概要
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近年、母親の低栄養状態が胎児の将来の生活習慣病発症リスクとなりうるDOHaDの概念が注目されている。20〜30歳代の女性では低体重が問題とされており、栄養や健康に関する適切な情報提供が重要である。行政などを中心に勉強会や料理教室などの健康に関するイベントを実施することにより情報提供がなされているが、実際には若い世代ではこれらのイベントへの参加意欲が低いのが現状である。そこで本研究では、今後の地域保健サービスの計画立案等に役立てることを目的として、女性のイベントへの参加意欲を決定する因子の特定を試みることとした。測定因子は、行動を起こす際に必要な自分自身の信念である「セルフ・エフィカシー」に着目し、そのレベルの違いによって食習慣に及ぼす影響について検討を行った。また実際に、現在子育て中の女性や妊娠中の女性がこれまでにそれらのイベントに参加した経験の有無を調べ、セルフ・エフィカシーレベルとの関連性についてもあわせて検討することとした。
著者
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