子どもの保護者における食育周知度と実践との関連
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
子どものうちに健全な食生活を確立することは、生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となる。このため日常生活の基盤である家庭において、子どもへの食育の取組を推進することは重要な課題である。そこで本研究では、家庭での食育に関する理解が進むような適切な取組を立案するための基礎資料を得ることを目的とし、札幌市内の一地域における保育所と小学生の保護者を対象とした食育に関する調査を行い、食育の周知度と望ましい食生活の実践との関連を検討した。その結果、食育の周知度が高いほど、望ましい食生活を実践している者の割合が多くみられたが、その一方で、朝食欠食の問題、バランスの良い食事の頻度と行事食や伝統食を食べる頻度が低値であるという課題も明らかになったことから、学校や保育所、地域社会とも連携して「周知」から「実践」へとつながる家庭での食育を支援する体制が必要であると思われる。
- 2013-03-31
著者
関連論文
- 乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲料の摂取が便秘傾向***の便通に及ぼす影響
- ***の食事摂取状況とアレルギーとの関連
- 幼児の生活習慣, 食生活状況と乳歯う蝕との関連
- 保育所における栄養教育プログラムの検討
- Ingestion of sugar-beet fiber prevents hypercholesterolemia induced by ovariectomy in rats
- ヘルスツーリズムにおける食育
- 子どもの保護者における食育周知度と実践との関連