金融経済化と地域格差 : 日米を事例とした連結視点からの接近(<特集>地域格差の経済地理学)
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概要
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本稿においては,従来の地域格差研究のなかでも,とくに理論的・方法論的な問題に焦点を絞り,今後の研究展開に必要と思われる条件を提案する.基本的な主張は,構造と行為主体の相互関係と変化を重視した制度論,金融経済の影響の考慮,格差動向の国際「比較」だけでなく,格差要因の国境を超えた関係性に注目する「連結視点」の導入によって,経済地理学における地域格差研究の新たな展開を目指すというものである.この主張を実証面から具体化するために,日米の地域格差変動の再解釈を試みる.
- 2013-03-30
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