マツ材線虫病防除実証林における感染源駆除効果と防除上の諸問題(<特集>東北におけるマツ枯れの現状と対策)
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概要
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マツ材線虫病の感染源をほぼ完全に駆除した防除実施林を,被害林からの距離ごとに5か所設定した。その結果,被害林から100m以上離れた3か所では,カミキリの飛び込みがないかもしくはかなり少なく,数年間の継続的な防除で枯損木の発生が停止した。また,防除上の問題を検討したところ,枯損木の発見と事業実施の難しさに大別され,雪折れ木や伐倒放置木等その他の感染源および線虫の潜在感染木の多量な存在などがあげられた。
- 東北森林科学会の論文
- 1996-12-27