日本林業における立木取引契約の現状
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概要
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聖域なきグローバル化と規制緩和の進む中での経済活動の進展に伴い、林業分野の市場においても従来の業界事情への配慮を求める甘えはますます通じなくなっている。ユーザーの瑕疵担保保証制度等の要求に対応して国産材は規格の揃った輸入材・輸入集成材と比較され、国産材はそれに耐えて競争することが当然とされる。これまで国産材は建築現場で材の一本一本の個性まで考慮して木取りされ利用されるものとして生産されてきた。しかし市場では乾燥・集成材化された輸入材の方が使いやすいとのニーズが強まり、輸入材と同一土俵上での価格、品質、安定数量供給が求められている。
- 財団法人林業経済研究所の論文
- 2002-04-20
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