不揮発性メモリを用いたHybrid-BFSアルゴリズムの最適化と性能解析
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概要
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近年さまざまな分野で大規模なグラフに対する高速な処理が求められているが,その処理の特性上,妥当な性能を得るためには全てのデータを DRAM 上にロードして実行する必要があり,その結果,DRAM の容量を増設することによる消費電力,価格面でのコストの増加が問題となっている.そこで,Hybrid-BFS アルゴリズムに対して不揮発性メモリを補助的に利用した場合の I/O の最適化,性能低下要因の解析を行うことで性能低下を抑えながら大規模グラフ処理が実行可能かの評価を行った.その結果,一部データを不揮発性メモリに退避することで DRAM 用量が半分の環境において性能低下を 47.1% まで抑えることができた.また,参照され難いエッジデータをさらに退避することで性能の低下を抑えながらより DRAM 使用量が削減可能なことの確認,さらに,性能低下要因の特定とその改善案を示し,性能低下を抑えながら大規模グラフ処理の実現可能性が示唆された.
- 2013-09-23
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