小学校におけるキャリア教育の現状と課題 : 実践からの示唆
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概要
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本研究の目的は、小学校におけるキャリア教育の現状とその課題を明らかにした上で、これを効果的に実践するための方法を検討することにある。小学校でキャリア教育を行う場合、その目標を達成した児童の姿を教師がイメージしにくいため、実践が行われる教科や領域に偏りがみられる。そこで本研究では、ある小学校で筆者が考案したキャリア教育のプログラムを約1ヶ月実践し、その間の児童の変化から、子どもたちがキャリア発達に関する能力を身につけていく姿を具体化した。すなわち、児童がキャリア発達を遂げていく姿は「かかわろうとする態度」を高めていく姿として捉えることができた。今後は、1.児童が親しみをもてる環境設定、2.児童が達成感をもてる活動、3.教師が児童に成長を伝える、4.様々なできごとを振り返る、5.活動は単純明快に行う、6.気持ちを心の外に出す活動を行う、7.教師が手本になる、などに留意して、実践をすすめていく必要がある。
- 文教大学の論文
- 2009-12-20
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