AWSを用いたスケーラブルな大規模安否情報システムの開発
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概要
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筆者らは小規模から大規模まで災害規模・災害者数に係わらず安定稼動する web 安否情報システムを提案してきた.本論文では,システム稼動基盤として AWS (Amazon Web Services) を用い災害規模に依存しない web 大規模安否情報システムの実装を行う.安否情報システムへのアクセス数・負荷は,災害規模や災害該当ユーザ数により変化する.しかし,発生する災害規模の事前想定が困難であるため,安否情報処理に係る受け皿となるシステムリソースの適切な事前見積りが困難である.予め固定されたリソースではそのキャパシティを超えるアクセスを被った場合,応答性の低下など不安定な状況を招きリクエスト処理が満足に行えず安否情報処理が完遂できない危険性がある.つまり災害規模の事前予測が困難である以上,どのようなリソースサイズであってもリソース固定は根本的解決には至らない.このため大規模安否情報システムの要件として,状況に応じて変化・拡充し災害状況如何を問わず持続的サービスを可能とする必要がある.そこで本研究では AWS のスケーラブル基盤を利用し災害状況によりシステム基盤の自動拡張/収縮可能な安否情報システムを構築する.本実装を行うことで平常時のコスト低減化及び災害時のシステムの安定稼動性を飛躍的に向上させることが可能である.
- 2013-09-05
著者
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峰野 博史
静岡大学大学院情報学研究科
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永田 正樹
静岡大学創造科学技術大学院|株式会社アバンセシステム
-
金原 一聖
株式会社アバンセシステム
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竹村 美彩都
株式会社アバンセシステム
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峰野 博史
静岡大学大学院
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