液中プラズマが拓く水素社会 : 廃油で水素自動車を走らせろ!
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概要
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液中プラズマとは液体中の気泡中に温度数千Kのプラズマを発生させる技術である.この技術を使えば,油や廃液などの有機溶媒を直接プラズマで分解し,水素を取り出すことができる.日本は水素社会の到来に向けて,水素自動車を普及させるためにインフラを整備し,2015年までに100か所に水素ステーションの設置を計画している.廃棄物から安価な方法で水素を取り出し,内燃機関として利用することができれば,従来のエンジンを改良するだけで,水素自動車が実現できる.2011年,著者らは液中プラズマ技術で分解,回収された水素で,水素燃焼型自動車を動かす実験を行い,走行実験に成功した.この技術を応用すれば,日本近海に存在するメタンハイドレートを水素として回収することも可能となる.
- 2013-04-25
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