依存と問題行動 -母親の表情と子どもの育ち-
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概要
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これまでの「依存と問題行動」(2000〜)の研究では、母子の相互依存が子どもの心理発達にどのような影響を及ぼすかを追究してきた。この母子の相互依存状態において、特に子どもが気にするのは「母親の表情」である。不登校などの不適応に陥る子どもはもちろん、非行に走る子どもにとっても母親は気になる存在であり、常に母親の表情を気にしながら生活しているといっても過言ではない。子どもにとって母親の理想的な表情とは「笑顔」であると思われるが、その笑顔がどのような意味を持ち、子どもの育ちにどのように影響をおよぼすのか、その可能性を検討するのが本研究の目的である。
- 2012-00-00