テイント伝搬に基づく解析対象コードの追跡方法
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概要
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マルウェアの動的解析を行う際,プロセスIDやスレッドIDなどの識別子を使って解析対象コードとそれ以外のコードとを区別する場合が多い.しかし,これら識別子に基づく方法では,マルウェアの解析妨害機能により正確に区別ができない状況が生まれている.この問題を解決するため,本論文ではテイントタグを用いた解析対象コードの識別方法を提案する.提案手法の有効性を示すため,マルウェアの動作を模倣した各種テストコードとCCC Dataset 2012を用いて実験を行った.この実験の結果,提案手法が様々な解析妨害機能に有効であり,実際のマルウェアにも適用可能であることを示した.本提案手法を利用することで,既存の各種マルウェア解析環境やマルウェア対策技術の精度を向上させることが可能になる.
- 2013-08-15
著者
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岩村 誠
NTT情報流通プラットフォーム研究所
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川古谷 裕平
NTT情報流通プラットフォーム研究所
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岩村 誠
日本電信電話株式会社
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針生 剛男
NTTセキュアプラットフォーム研究所
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川古谷 裕平
NTTセキュアプラットフォーム研究所
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岩村 誠
NTTセキュアプラットフォーム研究所
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