大型病院における融合型補助セラピー : 融合型医療サービスの一例
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概要
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アートセラピーをはじめとする各種セラピーには、病院の現場における不安や否定的気分、痛みへの対処という点において効果が期待されている。また、患者のストレスと不安を低減させるという点で、病院での治療の質および治癒力や患者の満足感を一層高めることが可能である。しかし現状では、その対象が心理面における何らかの不適合性を持っている患者に限定されているケースがほとんどである。本稿では、都市型総合病院における一般的な患者を対象とした融合型補助セラピープログラムの成功例を紹介するために、プログラムコーディネーターの視点からプログラム実施現場の実態について調査を行った。その結果、各種補助セラピーを採り入れた融合型の治療サービスは、大型総合病院という医療現場においてすべてのタイプの患者を対象に幅広く採り入れられる可能性を持っているという点を確認し、その重要性を指摘するに至った。
- 2013-03-00