子育て家庭の支援に関する研究 -子育て負担感と母親の自己実現-
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概要
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今回の研究目的は、「子育て家庭への支援策に関する調査」全15項目のアンケート調査結果の中から、今日の日本の子育て状況の下でもっとも重要であると思われる2つの課題に関する項目を取り上げ検討する。2つの課題とは子育てに関する身体的・精神的・経済的負担感に関して、一般的に子どものいる家庭よりも子どものいない家庭の負担感が高い傾向にある。また、子どものいる家庭及びいない家庭に関係なく精神的負担感に関しては明らかなV字型負担感を示し、子どものいる家庭に関しては、精神的・経済的負担感共にV字型負担感を示している。V字型負担感とは、就学前と中高生で負担感が高く小学生の負担感が低いというV字型を示すパターンのことである。母親の自己実現に関しては、「子育ては母親がするもの」あるいは「子育ては母親だけでなく、家族でするもの」という2つの異なる子育て観の存在し、前者が母親の自己実現を阻み、後者が母親の自己実現を支えている。
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尚絅大学 | 論文
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