非環式レチノイドによる肝発がん化学予防(<特集>「ビタミン誘導体の臨床応用」(第64回大会シンポジウム))
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概要
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The poor prognosis for hepatocellular carcinoma (HCC) is associated with a high rate of its intrahepatic recurrence. Therefore, the development of a chemopreventive agent that can decrease or delay the incidence of recurrence will improve the clinical outcome of HCC patients. A malfunction of the retinoid X receptor-α (RXRα) due to phosphorylation by the Ras-MAPK signaling pathway is profoundly involved in liver carcinogenesis and thus may be a promising target for HCC chemoprevention. Acyclic retinoid (ACR), which inhibits Ras-MAPK activation and RXRα phosphorylation, successfully improves the survival of HCC patients by preventing the recurrence of the tumor and the formation of secondary tumors. The fundamental concept of HCC chemoprevention by ACR is "clonal deletion and inhibition" therapy, which is defined as the removal and inhibition of latent malignant clones from the liver before they expand into clinically detectable HCC. "Combination chemoprevention" using ACR as the key drug has a great potential to become an effective strategy for the prevention of liver carcinogenesis because of its synergism. ACR also inhibits obesity-related liver tumorigenesis in the rodent model, indicating that this agent may prevent the development of HCC in obese people who are at an increased risk to HCC. In summary, both basic and clinical researches strongly suggest that ACR plays a critical role in preventing the development of HCC.
- 日本ビタミン学会の論文
- 2013-02-25
著者
-
清水 雅仁
岐阜大学大学院医学系研究科消化器病態学
-
森脇 久隆
岐阜大学医学部附属病院第一内科
-
森脇 久隆
岐阜大学 医学部総合病態・予防医学講座
-
清水 雅仁
岐阜大学医学部第1病理
-
森脇 久隆
岐阜大学大学院消化器病態学
-
森脇 久隆
岐阜大学大学院医学系研究科・消化器病態学
-
森脇 久隆
岐阜大学医学部
-
森脇 久隆
岐阜大学 医学部臓器病態学講座消化器病態学分野
-
清水 雅仁
岐阜大・大学院・消化器病態学
-
森脇 久隆
岐阜大学大学院医学系研究科腫瘍制御学講座消化器病態学分野
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