教師の指導力形成要因に関する調査研究 : 校内研修とそれを支える校内体制(III 研究報告)
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概要
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指導力形成要因として最も重要なものは、教師が実践上の研究課題をもち、それぞれに解決、努力を行うことである。しかし学校経営的立場から行われる公式的校内研修も、個人的努力に刺激を与えそれを促進するものとして、かなりの程度に重要な形成要因となっていることがわかった。なお、校内研修にはいろいろな実施形態があるが、組織的計画的に行われるときほど、それがより多く形成要因となっているといえる。さらに学校が相互に協力しみがきあい高めあうような職場体制にあるとき、校内研修はそこでの自然発生的な相互の研修が支えになって、非常に効果的なものとなっていることが明らかになった。この職場体制の問題については、もっといろいろな視点からとらえ、校内研修との関係を考察する必要があるが、他の機会にゆずらざるをえない。
- 1981-10-01
著者
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