幼児の健康生活に関する研究 -尚絅幼稚園児の生活実態調査から-
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概要
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尚絅大学短期大学部附属幼稚園に通う幼児の生活実態を調査し,健康生活への留意事項について検討した。その結果,(1)睡眠の状態は,おおむね「よく眠り」,「起床時の機嫌がよい」ことがわかった。しかし,自然覚醒できる幼児は4割に満たなかった。平均起床時刻は,7時20分,平均就寝時刻は21時01分で,22時以降に就寝している幼児は全体の9%であった。(2)22時以降も起きている幼児は,主にテレビ・ビデオ視聴,きょうだいや父母とのあそびをしていた。また,就寝前の夜食(おやつ)を摂取している幼児が1割おり,就寝時刻の遅れや翌朝の食欲の低下につながることが危惧された。(3)朝食摂取状況は,9割以上の幼児が「毎日食べている」という良好な状態であった。しかし,排便習慣では,登園前の8時前までに排便を済ませている幼児は1割にも達しておらず,「排便時間は不定期である」幼児が多かった。(4)帰宅後のあそびは,「お絵かき」「テレビ・ビデオ」「工作」など,家の中で遊ぶ幼児が多かった。外あそび時間は,5割以上の幼児が「30分以内」と少なかった。
- 尚絅大学の論文
- 2011-03-31
尚絅大学 | 論文
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