界面化学的知見からの新規経皮ドラッグデリバリーシステムの開発
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概要
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認知症や大震災の避難生活で精神的に疲弊している女性が、口紅などの化粧品施術で顕著な自意識の改善や生活の張りを取り戻す事が認められている。このように化粧品のQOL向上への効果が実証され薬粧(Cosmeceutical)と呼ばれる新領域が注目されているが、未だ臨床的知見にとどまり基盤となる科学技術の確立が求められている。そこで、これまで薬学中心に進められていた経皮吸収研究を化粧品科学として展開し、皮膚の持つ外部からの有害物質侵入を防ぐ生体防御機能を損なうことなく、美白等の薬効成分を有効に生細胞に到達させることが可能な新しいDDS技術の基盤構築について報告する。
- 千葉科学大学の論文
- 2013-02-28