利根川河口域における水質と細菌数
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概要
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河口付近の汽水域は、潮汐や地形等の外的な要因により淡水と海水のバランスが大きく変動することや、人為的な影響を受けやすいことから、河口域における水質は大きく変動する傾向がある。本研究では、利根川河口域を対象として水圏環境調査を行ってきた。その結果、利根川河口域(利根川河口部から河口堰)では潮汐の影響によってその水質環境が大きく変動していた。塩分の調査結果から、満潮時には河口堰底層まで海水が浸入しており、干潮時には河口部までほぼ淡水で占められていた。栄養塩類の濃度は淡水中に高く、河口堰下流部では豊富な栄養塩類を利用して植物プランクトンの活性が高まることが示唆された。また、腸内細菌科細菌(E細菌)数はNaイオン濃度と負の相関関係が得られた。このことから、E細菌が上流からの淡水中に多く存在しており、富栄養化の指標となる栄養塩類と同様の傾向を示すことがわかった。
- 2013-02-28
著者
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小濱 剛
千葉科学大学・危機管理
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畑 明寿
千葉科学大学危機管理学部環境安全システム学科
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藤谷 登
千葉科学大学危機管理学部環境安全システム学科
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畑 明寿
千葉科学大学 危機管理学部 医療危機管理学科
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畑 明寿
千葉科学大学危機管理学部医療危機管理学科
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三村 邦裕
千葉科学大学 危機管理学部 医療危機管理学科
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小濱 剛
千葉科学大学危機管理学部環境危機管理学科
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藤谷 登
千葉科学大学 危機管理学部 医療危機管理学科
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藤谷 登
千葉科学大学危機管理学部医療危機管理学科
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