借入金利子を考慮した割増回収期間法 : 回収期間法の再検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本企業では,投資経済計算のうち,回収期間法が好んで使われているが,この方法は,理論的には,正味現在価値法や内部利益率法などの割引キャッシュフロー法に劣るとされている。にもかかわらず,日本企業が回収期間法を選好するのは何故か。先行研究を踏まえた上で,その理由を明らかにする。結論として,銀行借入金の利子を考慮した割増回収期間法は,貨幣の時間価値を考慮した投資経済計算の1つであり,広義に解釈すれば,割引キャッシュフロー法の一種と言える。このため,日本企業は回収期間法を選好していた。
- 日本原価計算研究学会の論文
- 2003-03-00
著者
関連論文
- 借入金依存型投資計画と回収期間法 : 会計技法と経営システムとの融合 (長谷川拓三教授追悼号)
- 借入金利子を考慮した割増回収期間法 : 回収期間法の再検討
- 日本電産株式会社の経営改革と管理会計 : 知識創造理論の視点から