無黒点日の数からサイクル24の太陽活動を予測する (人間科学部特集号)
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概要
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太陽表面に現われる黒点の数は約11年の周期で増加と減少を繰り返す。その極大と極大の間にある極小の時期には、太陽面に黒点が全く観測されない無黒点日が数多く存在する。その無黒点日の日数は次の黒点数極大期に現われる黒点数と密接な逆相関(γ=0.89)があることを発見した。この関係をもとにして次のサイクル24の極大における黒点数を推定すると、78.2の低い値が得られた。この値は他のいろいろな方法による推定値とほぼ一致する。1930年以来のこの低い値は黒点数の更に長い変動の周期(Gleissberg周期)の存在を確証するものである。
- 大阪経済大学の論文
- 2010-03-31
著者
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