歌唱中の脳波Fmθと自律神経活動について : 個人、小集団における認知・情緒・生理的側面の定量的評価
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概要
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本研究は、音楽療法場面で幅広く用いられている歌唱の様々な形態に着目し、歌唱中の脳波Fmθと自律神経活動の分析により、音楽演奏中の治療的効果(認知・情緒・生理的側面)を定量的に評価するための基礎研究である。結果において、歌詞を話すこと・イメージすることは、注意・没頭の状態の指標であるFmθ波・交感神経系と関係し、唱歌「故郷」の歌唱では、独唱と心地よい状態の指標であるFmθ Powerが関係した。また、鼻歌・ギター伴奏付の歌唱・他者と一緒に歌うユニゾン歌唱が副交感神経系と関係することが示された。結果より、緩やかなテンポで運動量の少ない馴染みの曲の歌唱は、歌詞を話すこと・イメージすることと比較して、心地よい心理状態、生理的な鎮静化を促すことが示唆された。
- 2012-03-00
著者
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