廃用性筋萎縮に影響を与える因子とその予防
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ベッドレストによる廃用性筋萎縮を予防し, 身体機能の低下を最小限に留める方法・手段を考え知ることは, 理学療法士という対象者の身体機能の向上を目的とする専門職に就く上で必須である. ベッドレストに伴う筋萎縮の発生機序・原因を, 内分泌系, 栄養管理, 筋線維の解剖学的・生理学的知識, 筋を支配する神経系の廃用といった多様な観点から理解し, 筋萎縮予防策を想起することとした. 筋線維における解剖学的・生理学的知識を整理しつつ, 筋を支配する神経系の廃用予防, 内分泌系に対するアプローチ, 筋萎縮と栄養面との関係性, 有効なトレーニング方法について, 各書籍・過去の先行研究に基づき再考した. 結果として, ベッドレスト患者の筋力低下に対してアプローチする際には, 筋力増強訓練の方法・負荷量, 対象者の栄養状態・睡眠状態を加味し, 内分泌による筋タンパクの異化・同化の相互性を考慮する必要性が示唆された. 【I はじめに】 筋力増強・筋肥大に関するトレーニング方法はメディア・書籍等で多く紹介されている.
- 2011-00-00
著者
-
後藤 昌弘
藍野大学医療保健学部理学療法学科
-
井口 聡
藍野大学医療保健学部理学療法学科
-
高田 昌寛
藍野大学医療保健学部理学療法学科
-
浅野 博史
藍野大学医療保健学部理学療法学科
-
中本 陵
藍野大学医療保健学部理学療法学科
-
佃 耕太朗
藍野大学医療保健学部理学療法学科
-
日垣 雄也
藍野大学医療保健学部理学療法学科