"ニュージーランド後期中等教育におけるNCEA導入の成果と課題 -ESOL教育に対する影響と日本の英語教育に対する示唆-
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概要
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本研究は、 独自の言語発達能力指標を開発した国の 1つであるニュージーランドに注目し、 2010年に実施した授業見学をもとに、 2002年から後期中等教育で導入された資格認定制度である NCEA の成果と課題に関して、 ESOL 教育の観点から考察を加えたものである。 NCEA 導入により、 中等教育学校の早い段階から将来を見据えて履修する教科を選択する必要性が出てきたとともに、 移民や留学生を含めてどの生徒にも成功する可能性を広げることができた。 一方で、 学習者が 「何ができるのか」 を形式的に評価するだけでは、 十分な理解がなくとも暗記学習のみで課題をこなすことも可能な場合があるという問題点も明らかとなった。
- 2013-03-31
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