ソシュールの用語 seme についての考察
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概要
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記号の一般理論に関するソシュールの草稿の一つに、整理番号でN15というのがある。エングラーとブーケによる校訂版の通し番号では、草稿は、3306項から3324項まで、各々の項に属する下位区分を含めて87篇からなる。ソシュールは seme という用語を用い、記号の概念を追究している。本論では、ソシュールの記号理論の中心となる seme という用語について、また seme とともに導入されたいくつかの用語について考察を加えた。
- 2013-03-00
著者
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