情報基礎教育におけるコンピュータの積極利用を促す授業モデルの提案
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概要
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社会における情報技術の導入が急速に進み,社会構造に大きな変化を引き起こしている.このような状況の中,情報を主体的に選択し活用できる,「情報活用能力」が求められている.こうした流れを受け,教育機関においても小・中・高等学校での情報教育の充実が図られてきており,高等教育機関において導入教育として位置づけられている情報基礎教育の教育目標の明確化が不可欠となっている.本研究では,高等学校での情報教育実施実態調査の結果をもとに,高等教育機関の情報基礎教育において,コンピュータ利用に対する積極性を身につけさせることを目指した授業モデルを提案する.本モデルを取り入れた情報教育によって,学習者は,専門教育や実務の場面でコンピュータを活用するイメージを持つことができ,自律的なコンピュータ利用に繋げることができると考えている.また,経営系学部の情報基礎教育で提案する授業モデルを取り入れた授業実践を行い,学習者に対する実践前・後のアンケート調査を分析する.そして,提案する授業モデルによって,学習者のPC 利用に対する自信度が向上し,将来の利用に対して積極的な意識を持たせられることを示す.
- 2013-02-00
著者
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