介護作業への標準化手法導入に関する研究 : ベッドと車いす間の移乗介助作業について
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概要
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超高齢社会における福祉活動は重要性を増し,質の高い介護技術の提供が要求されるものと考えられる.そこで大学などの養成機関では介護技術に関するさまざまな教育が行われているが,現場で用いられる作業技術の多くは従事者の経験則で構築されていることが多く,実際には標準化された作業方法による介護はあまり行われていないのが現状である.これは,これまで看護や福祉における介護作業が他業種の労働と同様の尺度によって評価されなかったことが理由の一つとしてあげられる.本研究では介護作業に経営工学的分析手法を用いて分析,評価することを試みた.とくに分析対象としてベッドと車いす間の移乗介助作業についてとりあげ,PTS (Predetermined Time Standard)法による介護作業の標準化の有効性を示した.
- 日本介護福祉学会の論文
- 1999-10-01
著者
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