痴呆性高齢者の介護に対するホームヘルパーの専門職意識
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概要
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ホームヘルパーは福祉専門職として在宅介護における家族の過重負担の解消と介護の最適化をはかる中心的存在である.それだけにホームヘルパーには高い専門性が求められる.本研究の目的は,ホームヘルパーが福祉専門職という立場や専門性について,どのようにとらえているのかを明らかにすることにある.そのために,痴呆性高齢者の介護に注目して,「専門的知識・技術の必要性」「専門職の必要性」「介護の実際における専門性」「困難事例」「ケアに適した場所」「だれに適した場所なのか」の6項目についてホームヘルパーの意識調査を行った.その結果,ホームヘルパーを福祉専門職とする社会通念とホームヘルパー自身の専門職意識に齟齬が生じている傾向が認められた.
- 2002-10-01