D-SEND#1 ソニックブーム計測システムの構築と運用(<特集>「低ソニックブーム設計概念実証(D-SEND)」プロジェクト 第5回)
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概要
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D-SENDプロジェクトにおいて最も重要なシステムの一つがソニックブーム計測システム(Boom Measurement System:BMS)である.低ソニックブーム設計概念を実証するには,地表付近の大気乱流によって波形が崩れる前のソニックブーム波形の計測が重要であり,このためには上空約1000mにおける計測が必要となる,加えて,計測時は安全面から要員は退避するため,遠隔での計測モニタおよび制御ができる計測システムが必要となる.JAXAはこれらの機能を実現するためのBMSの設計・開発を行い,2011年5月に実施されたD-SEND#1試験において,地上と空中におけるソニックブーム計測に成功した.本報告では,BMSの概要とシステム構成,および実際の運用実績について紹介する.
- 2013-01-05
著者
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中 右介
宇宙航空研究開発機構
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川上 浩樹
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループD-SENDプロジェクトチーム
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進藤 重美
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループD-SENDプロジェクトチーム
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中 右介
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループD-SENDプロジェクトチーム
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川上 浩樹
宇宙航空研究開発機構 航空プログラムグループD-SENDプロジェクトチーム
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川上 浩樹
宇宙航空研究開発機構 航空プログラムグループ D-SEND プロジェクトチーム
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